先日、Pearsonが新しく提供開始した「E^Pro(イープロ)」(English for Professionals)という英語試験を受験してきました。
TOEFLやIELTSといった留学目的の試験のみならず、TOEICをはじめBULATS, GTEC, CASECといったビジネス上などで使える英語能力を測る試験がどんどん増えてきていますので、それぞれどのような特徴があるのか大変興味深いところです。
そんな中、あのPearsonが新しい英語試験をスタートするという話を聞きつけ、好奇心旺盛な私にとっては「受けない」という選択肢はありませんでした!
ただ実を言えば、試験開始キャンペーンにつき、受験料の12,600円が3,150円に割引されていたことが急いで受けようと思った一番のきっかけなのですが・・・(苦笑)
ということで、せっかく受けて来ましたので、どんな感じの試験だったのかその印象をざっと皆さんにシェアさせていただきたいと思います!
試験時間は合計約1時間半。他の英語試験に比べて非常に短く、精神的に楽です(^^) TOEFL iBTのように完全にコンピュータベースの試験ですので、受験者が一斉に開始するというわけではありません。
また本人のペースで進めて行くことができますので、各問題に割り当てられている解答時間より早く進めていけば、1時間半より早く終了することも可能です。
このE^ProもListening, Reading, Speaking, Writingといった4技能を測る試験なのですが、TOEICやBULATSなどのようにきっちりと4セクションに分かれているわけではありません。全部で15セクションから構成されており、複合的に英語能力を測られる内容に
なっています。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、TOEFL iBT試験ではSpeakingやWritingのセクションでIntegrated Taskと呼ばれる出題があります。これは文章を読んで音声を聞いて、その上で文章を書いたりしゃべったりするというまさに「複合的な英語力」を試されるのですが、E^Proはそれと同じような形です。
ただ、TOEFLのIntegrated Taskで出題されるパッセージ(文章)は結構な長さがありますが、E^Proはそこまで大変ではありません。
かなりと言ってよいほど短いパッセージに対して答えていくので、テンポよく進めることができます。極端に言えば、ゲーム感覚で進められるような印象です。
以前、TOEICのSW(Speaking & Writing)テストを受験した際にも、ちょっとゲーム感覚のような印象を感じたのですが、今回のE^Proは、それを超えて楽しみながら受けられる印象でした。(決して「簡単」ということではありませんが・・・)
また、これまで受けてきた英語の試験と違って、選択肢問題がほとんどないというのが新鮮な印象を受けました。選択肢問題というのは、ヤマ勘でもどれか選択肢を選ぶことができるので一見簡単なように見えますが、ひっかけ問題も多いですし、その選択肢に引っ張られて出題されたパッセージを見直したりするなど、何かと時間がかかってしまうものですが、このE^Proでは、頭の中に残っているフレーズや単語をそのままタイピングしたり口に出したりするだけなので、逆にストレスを感じることがなかったように思います。
あとはなんていうか、出題のされ方が面白かったです。XXXしたいと言っている友達に、それを引き留めるためのアドバイスのメール
を作成せよ、というような問題では、英語のテストということを忘れて真面目にアドバイスメールを作成してしまっていました・・・(^^;)
まあそれぞれの英語試験で、それぞれ一長一短ももありますので、必ずしもどの試験が絶対的に良いということは言えないと思いますが、願わくば、どの試験も今回のE^Proのキャンペーン価格のように、3,000円台の受験料だったらもっと多くの方々が受けてみたいという気になると思うのですが、運営側からしてみればなかなかそういうわけにはいかないのでしょうね・・・。
2013年07月19日
「E^Pro」という新しい英語試験を受験してみました。
posted by SK-Sasaki at 18:26| 雑記