2013年05月11日

「LINE」の今後の成長とマーケティング活用についてセミナーに参加してきました!

先日、Amazonのセミナーに参加したサマリーレポートを投稿したところ、皆さんからの大変感謝されましたので、さらに今大人気の「LINE」の今後の成長とマーケティング活用についてのセミナー(5月8日@東京ビッグサイト)に参加した際のサマリーレポートも皆さんにシェアさせていただきたいと思います!

私自身もLINEは活用していますが、現在は個人間のコミュニケーションツールとしてしか活用していません。企業のマーケティングツールとして、今後どこまで活用されていくのかが大変興味深いところです・・・。

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タイトル: 「グローバルコミュニケーションアプリ「LINE」の成長と、新たなスマートフォンマーケティングの可能性」

現在のユーザー数は世界で1.5億人。うち日本だけで4500万人。つまり、日本以外でも一億人以上のユーザーがいることになる。
世界43カ国のApp Storeで一位を獲得。人気が高いのは台湾、タイ。最近ではスペインでも一千万人以上のユーザーがいる。

LINEとしては、今後はマーケティングなどメッセージング以外の目的も含めたコミュニケーションの総合プラットフォームになって行きたいと考えている。

既に様々な取り組みを実施している。例えば、ラインゲームは世界で一億DLを獲得。LINE占いなどのサービスも充実してきた。利用料がお手頃な企業向けサービスも1,000社以上が活用している。

LINEの日本でのDAU (Daily Active User)は全年齢層で50%以上。24歳以下では約70%。若い世代と女性が特にアクティブ。

また、利用者の年齢層で見ると必ずしも若年層ばかりではない。30歳代以上の利用者が全体の55%。つまり若者対象だけでなく、それ以外の層に対してのマーケティングにもラインは活用できる。地域分布も人口統計に相似している。(関東の利用者は36.1%)

LINEマーケティングのコンセプトは、
・ユーザー視点の広告設計
・ユーザーが喜ぶ、価値のある情報、簡単であること
である。

マーケティング手法としては、
・メッセージ配信
・スタンプ配信
があるが、スタンプ配信では企業がお金払ってユーザーは無料でスタンプを入手できる「スポンサードスタンプ」というサービスがある。

「爽健美茶」が行った、購入者がIDを入力することによりオリジナルスタンプを入手できるというキャンペーンでは、20万人がスタンプをダウンロード。

マーケティング手法としては、たとえば飲食店が「デザートクーポン」などのメッセージを配信することも可能。200人にメッセージを送付し、112人が開封(クリックレート56%)し、50名がクーポンを利用したという、他のウエブ広告では考えられない成果を挙げた例もある。

LINE マーケティングの特徴は、
・友達を集めやすい
・利用者数が多い
・Daily Active Userの率が高い
・簡単なインターフェイス
・PUSHが効く

このうち、「PUSHが効く」というのが大きな特徴。
要は、
・友達とのやり取りと同じインターフェイスで見てもらえる
・生活導線の中で読まれる
・メールと違ってスパムメッセージがない(ユーザーが、企業からの
メッセージが嫌になったらいつでも簡単にブロックできる。)

また、ソーシャルメディアとLINEのマーケティングとの違いは、以下のとおりである。

<LINE>
・PUSH
・最大週一回の配信(そんなにやる必要がない)
・弱点は一方向であること

<SNS>
・timelineでの表示
・頻度高く
・長所は双方向、拡散ができること

LINEは、
マス広告、店舗、ソーシャルメディアとのミックスで
行動喚起力の強いマーケティングのハブになり得る。

LINEは、6月から企業home/timelineを実施し、
双方向/共有を強化していく予定。
「いいね」やコメントも残せるようになる方向。
それにより、LINEの弱点だった「双方向」を克服したいと考えている。
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私の周りでも、もはや携帯メールなど使わず、LINEオンリーという人たちもどんどん増えてきました・・・。でも、個人的には、これは個人間のコミュニケーションツールだからこそいいのでは?という気もしますが、今後の展開に注目してみたいと思います・・・。


posted by SK-Sasaki at 23:49| セミナー参加レポート