2013年06月04日

スクーの森社長のプレゼンをお聞きしました!

先日参加した「GOEN (Global Open Education Network Conference) 2013」の中で、プレゼンターの一人として出席された「スクー株式会社」の森社長の話が大変興味深かったので、サマリーメモをシェアさせていただきたいと思います!

「スクー」は、私も以前から注目しており、今後の躍進が大変楽しみなサービスです!

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スクー株式会社
代表取締役
森 健志郎氏

「Schoo WEB-campus」というサービス名で、社会人向けに生放送動画教育を提供中。
http://schoo.jp/

学びたいと考えている社会人の割合は89.96%もいるが、その中で実際に学んでいる人の割合はわずか17.5%
計算してみると、
就労人口が6263万人として、
実際に学んでいる人が1,096万人
学びたいと思っていながら学んでいない人が4,322万人もいることになる。


なぜ学んでいないのか?

学校やセミナーのみならず、通信教育もeラーニングもあるのに・・・。

理由を調べると、
仕事が忙しいからという理由が一番で、以下は
家事が忙しい。
きっかけがつかめない。
費用が高い。
面倒くさい。
身近なところに場所がない。
などの理由。

でも、忙しいと言っている人も、実際には遊びにも行っているし、漫画は読むし、色々とお金も使っている、という現状・・・。


自分は、学ぶことはマラソンに似ていると思っている。
ゴールした瞬間の達成感が忘れられなくて走り続けるし、学習もその達成感が忘れられないから学び続けるのではないだろうか。

ほとんどの人は、そもそもその達成感の味がわからないので、スタートさえしないし、走り出してもすぐにやめてしまう。

そのような折、自分は2つのことに出会った。

一つ目は、マイケルサンデルの授業。
これに大きな感銘を受けた。

二つ目は、ニコニコ動画。


このサンデル教授のような授業をニコニコ動画のようなプラットフォームで提供できたら面白いのではないかと考えた。

基本は、「一緒に学ぶ」というコンセプト。
オンラインの力を使った「同期」で、これまでにない面白い学習体験を創造する。
既存の選択肢では学べなかった人でも楽しく学べる選択肢をつくる。

スクーでは、実名制 + インターネット生放送で、たくさんの人と交流できる仕組みになっている。
また、生放送後にオンデマンドで見ても、リアルで展開された書き込みが見られるので、後から見てもそのリアル感は味わうことができる。

現在のユーザーは約45,000人。1プログラム当たり平均1,000人が受講。多いときで最大4,000人が受講している。

これまで70本ほどのコンテンツ提供を行っているが、中には50〜60のコンテンツを受講している人もいる。「大学の授業は面白くないが、スクーの授業は様々な年代の人とコミュニケーションが取れるので非常に楽しい。」という声ももらっている。

「スクー」という名前の由来は、スクールの終わりのエルをとって、「スクー」と名付けた。
終わりのない学校、すなわち「社会人になっても永遠に卒業することなく学び続ける」という思いを込めてこの名前にした。

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いかがですか、皆さん!
大変興味深いサービスだと思いませんか?

このサービスに登録すると、毎日のようにメールが送られてくるのですが、そこで「本日のプログラム」を見るのが本当に楽しいんです。皆さんもぜひ一度トライされてみることをお勧めします!
ちなみに、私はスクーのまわし者でもなんでもありませんので念のため(^^:)!

 
posted by SK-Sasaki at 01:24| セミナー参加レポート